日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の伝統・文化を語る「ストーリー」を日本遺産(Japan Heritage)として文化庁が認定する制度です。
その「ストーリー」のもととなる魅力ある有形・無形の文化財群を総合的に活用して地域振興を図ることを目的とするもので、全国で104の日本遺産が認定されています。
和泉市域には、「1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」と「葛城修験-里人とともに守り伝える修験道のはじまりの地-」の2つの日本遺産の構成文化財が存在しています。
日本遺産について詳しくは、日本遺産ポータルサイトをご覧ください。
■1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~■
西国三十三所は、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、岐阜の2府5県にまたがる33の観音菩薩をお祀りする寺院で構成されています。
これらの寺院をすべてお参りする西国三十三所巡礼は「日本最古の巡礼の路」といわれ、令和元年度に日本遺産「1300年つづく日本終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」として認定されました。
構成文化財として、第四番札所である槇尾山施福寺が含まれています。
日本遺産「1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」について、詳しくは日本遺産「日本の終活の旅」推進協議会のホームページをご覧ください。
■葛城修験-里人とともに守り伝える修験道のはじまりの地■
和歌山、大阪、奈良の1府2県にまたがって連なる葛城の峰々は、修験道の開祖といわれる役行者が初めて修行を積んだ地であるとされています。
この地で役行者が法華経を埋納したとされる28の経塚を中心に、役行者にゆかりのある寺社などが「葛城修験-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」として、令和2年度に日本遺産に認定されました。
構成文化財として、松尾寺、槇尾山施福寺、七越峠経塚山・見宝塔品(非公開)、笹踊りが選ばれています。
日本遺産「葛城修験-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」について、詳しくは葛城修験日本遺産活用推進協議会事務局のホームページをご覧ください。