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新たな美の名所に!『和泉・久保惣ミュージアムタウン』を徹底ナビゲート!!

新たな美の名所に!
『和泉・久保惣ミュージアムタウン』を徹底ナビゲート!!

都会と田舎のいいところをあわせ持った“トカイナカ”の街・大阪府和泉市

和泉市には昭和57年に開館した『和泉市久保惣記念美術館』という市立の美術館があります。

ART GUSH作品マップ

和泉市では和泉市久保惣記念美術館を中心とした一定のエリアを「和泉・久保惣ミュージアムタウン」と名付け、「アートがあふれるまち」として、色々な取り組みを行っています。

いったいどんな取り組みなんでしょうか!?

ナビゲーターは泉州出身のライター・満井玲衣です!

INDEX

「アートがあふれるまち」とは?

アートが街中にたくさん溢れています!2019年に誕生したばかりの新しくてホットなアート作品・・・和泉・久保惣ミュージアムタウン内にある和泉中央駅構内や公園、大学の壁などに点在しています!その数、約30点!

これらの作品は和泉市久保惣記念美術館に収蔵されている北斎、写楽、モネ、ゴッホらの作品が現代クリエイターによってリライト(再描画)されたものとのこと。美術に詳しくない私でも知っている歴史に名を残す超有名な美術家さんの名前がズラリ!これは確かにホット!

和泉市久保惣記念美術館について

和泉市久保惣記念美術館

「和泉市久保惣記念美術館」は、久保惣株式会社が和泉市におくった美術品を展示する美術館です。
久保惣株式会社は、和泉市内で綿業を営んでいた会社です。

美術館には本館と新館があります。
本館は常設展や特別陳列などの会場。
新館には中国工芸品と西洋近代美術の展示室があります。

関連記事:【大阪】和泉市のおすすめ観光施設をまるっと8選ご紹介!!

こちらの記事でも、和泉市久保惣記念美術館について紹介していますので、チェックしてみてくださいね!

アート作品マップ

アート作品マップ

アート作品を楽しむ場合、地図があると便利です。
下記リンクから確認できますよ。

【PDF】 アート作品マップ

それでは早速、アート作品を観に行きましょう!

和泉中央駅周辺~和泉シティプラザエリア

和泉中央駅周辺~和泉シティプラザエリア イメージ

まずは、和泉中央駅周辺から、和泉シティプラザエリアまでにある作品を一気にご紹介します!

A『宮本武蔵』×『宇宙海賊キャプテンハーロック』/松本零士

『宮本武蔵』×『宇宙海賊キャプテンハーロック』

『宇宙海賊キャプテンハーロック』の作者・松本零士氏がデザインした『宮本武蔵』×『宇宙海賊キャプテンハーロック』!

移設予定の為、現在は公開されていません。 2019年11月末現在

B『考える人』×『島耕作/弘兼憲史

『考える人』×『島耕作』

『課長 島耕作』の作者・弘兼憲史氏がデザインした『考える人』×『島耕作』!

とってもかっこいいですね!!

①『Travelers from the museum』/北窓優太

『Travelers from the museum』

こちらはイラストレーターであり、グラフィックデザイナーの北窓優太さんの作品。

作品名Travelers from the museum
作品について歌川広重などが描いた浮世絵版画にはさまざまな人物が登場しますが、その描写からは活力に満ちた当時の暮らしぶりまで伝わってきます。
遠い昔を生きた人びとを美術館の絵の中から引っ張り出して、表情豊かに再現。現代の和泉のまちを旅してもらいました。
作家北窓 優太(イラストレーター/グラフィックデザイナー)

オリジナルは歌川広重などが描いた『東海道五十三次(保永堂版)』など。

壁一面に描かれた作品はポップで人物たちの表情が豊かですよね!

②『泉北高速六駅 和泉中央 和泉市久保惣記念美術館』/川村淳平

『泉北高速六駅 和泉中央 和泉市久保惣記念美術館』

①と反対側にある壁に描かれたのは、イラストレーターの川村淳平さんの作品。

2

作品名泉北高速六駅 和泉中央 和泉市久保惣記念美術館
作品について江戸・日本橋を背景に役者・市川團十郎を描いた浮世絵版画をもとに、舞台を和泉のまちに移しました。
原作にある江戸の町並みは和泉中央駅から広がる風景、日本橋は桃山学院大学へ続く「まなび野橋」に置き換わっています。駅から美術館へとつながる景色をお楽しみください。
作家川村 淳平(イラストレーター)

オリジナルは三代歌川豊国の『木曽六十九駅 東都日本橋 御茶ノ踊 時致』で江戸・日本橋が舞台ですが、こちらは和泉のまちに!

鮮やかで凛々しいお顔がかっこよかったです!

③『NOW and PAST』/坂口 拓

『NOW and PAST』

②の作品の向かい側の階段には、グラフィックデザイナー・イラストレーターの坂口 拓さんの作品があります。

階段の壁に描かれていて、なんと手すりにまできちんと描かれています!

3

作品名NOW and PAST
作品について日本各地の珍しい橋を描いた葛飾北斎の浮世絵版画に着想を得て、江戸と現代が交差する錯視絵を制作しました。まちに実在する階段と壁画をミックスさせることで、実際に通行する人たちが浮世絵版画の世界に入り込んだような絵になります。
作家坂口 拓(グラフィックデザイナー/イラストレーター)

オリジナルは葛飾北斎の『諸国名橋奇覧 三河の八ツ橋の古図』。

階段を上り下りすると、絵の世界に入り込んだような気持ちになりました。

④『泉州沖勇魚浪裏(せんしゅうおきいさなのなみうら)』/中川学

『泉州沖勇魚浪裏(せんしゅうおきいさなのなみうら)』

和泉シティプラザの方へ向かうと、一際目立っていたのは僧侶でありイラストレーターの中川学さんの作品。

わーっと波にのまれました!(笑)

4

作品名泉州沖勇魚浪裏(せんしゅうおきいさなのなみうら)
作品について葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」のダイナミックで躍動感ある構図を引用して、かつて泉州沖で行われていた勇壮な鯨と人間との格闘を描きました。だんじり祭のような迫力とスピード感を持った現代版の浮世絵です。
作家中川 学(イラストレーター/僧侶)

オリジナルはみなさんもご存じかと思いますが、葛飾北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』。

有名な絵が泉州沖バージョンに! 波の迫力にビックリでした!

⑤『みかくにんせいぶつさがし』/見杉宗則

『みかくにんせいぶつさがし』

さらに和泉シティプラザの中を進んでいくと、イラストレーターの見杉宗則さんの作品がありました。

よーく観るとかわいらしい“未確認生物”が描かれています!

5

作品名みかくにんせいぶつさがし
作品について古い地図に、さまざまな想像上の生きものが描かれていることから、世界各地で語り継がれている“未確認生物”をキャラクター化し、その存在が囁かれている場所に配置しました。まだ見ぬ土地には、まだ見ぬ生きものが棲んでいるかもしれません。ゲーム感覚で探してみてください。
作家見杉 宗則(イラストレーター)

オリジナルはヨアン・ブラウの『世界地図帳(大アトラス)』。

生物がどこにいるか、ぜひ探してみてください!

⑥『Catnap Dream』/たかはしなな

『Catnap Dream』

さらに奥には、和泉市出身でイラストレーターのたかはしななさんの作品。

作品名Catnap Dream
作品について古美術品は、近寄りがたいと感じる人もいるかもしれません。しかし、ひとつひとつの作品をよく見ると、動物が隠れていたり、不思議な形だったり。そんな面白さを届けたくて、可愛いキャラクターに変身させました。変身前の姿を、美術館で探してみてください。
作家たかはしなな(イラストレーター)

オリジナルは『青銅 蟠龍文有蓋鼎』や『青銅 鍍金獅子』などの古美術品。

渋い作品からこんなかわいいキャラクターに変身しちゃいました!

⑦『なんて描いてあるの?』/杉浦由紀

『なんて描いてあるの?』

⑥のちょうど真裏にはイラストレーターでデザイナーの杉浦由紀さんの作品がありました。

かわいい猫ちゃんを思わずナデナデ(笑)。

7

作品名なんて描いてあるの?
作品について歌川国芳は、猫好きの絵師として知られています。猫が奇想天外なポーズで重なり合う「猫の当て字 うなぎ」をもとに、ちょっとマヌケでユーモアのある猫たちを描きました。大きな猫が「何やこれ?」とのぞき込んでいます。
作家杉浦 由紀(イラストレーター/デザイナー)

オリジナルは歌川国芳の『猫の当て字 うなぎ』。

猫好きで知られる歌川国芳も思わず「かわいい!」と言ってしまいそうな、ユーモアのある作品でした!

⑧『葛の葉姫』/東 學(書:永山玳潤)

『葛の葉姫』

こちらは⑦の作品を正面にしたときに、右の方へ歩いてくると見えてきます。
絵師でアートディレクターの東 學さんと和泉市在住の書家・永山玳潤さんの作品。
なんとお二人が常駐していたので、一緒に写真を撮りました!

8

作品名葛の葉姫
作品について和泉市の信太森葛葉稲荷神社には、陰陽師・安倍晴明と母である白狐「葛の葉」の物語が伝わります。歌川広重は、狐に戻った母が子を振りきって森に帰っていく場面を鮮やかな絵に残していますが、私は同じ場面をモチーフに女性の着物の柄として葛の葉を描き、そこから白狐がするりと抜け出る様子を墨一色で表現しました。
「恋しくば たづね(祢)きてみよ 和泉なる
信太のもりの(乃) うらみ葛の葉」
書/永山玳潤
作家東 學(絵師/アートディレクター)

オリジナルは歌川広重の『小倉擬百人一首 中納言兼輔』。

東さんが描く葛の葉姫と永山さんが書いた和歌は、子どもとの別れを惜しむ葛の葉姫の心情が見事に表現されています。

関連記事:【和泉市】白キツネの恩返し!葛葉稲荷神社の伝説と見どころをご紹介!!

⑨『香子:KAORIKO』/tica ishibashi

『香子:KAORIKO』

⑧の前にあるトンネルに描かれているのが、ファッションイラストレーターのtica ishibashiさんの作品。

作品名香子:KAORIKO
作品について源氏物語の作者・紫式部はどんな女性だったのでしょう。本名が「藤原香子」であるという一説から「香子:KAORIKO」を創作しました。KAORIKOは、内気だけど好奇心旺盛な文学没頭女子。彼女の秘められた熱意を、カラフルな着物柄とアンニュイな表情で描きました。
作家tica ishibashi(ファッションイラストレーター)

オリジナルは『時代不同歌合絵 断簡』。

リライトされた作品はカラフルでメガネをかけた紫式部が特徴的ですよね!

きれいでウットリしちゃいました。

和泉市立石尾中学校~和泉市上下水道部中央受配水場配水池

和泉市立石尾中学校~和泉市上下水道部中央受配水場配水池 イメージ

⑩、⑪の作品を見に行くには、⑨の作品の前のスロープを上がりましょう。

和泉市立石尾中学校~和泉市上下水道部中央受配水場配水池 イメージ

左のほうへ行くと、和泉市立石尾中学校が見えてきます。

⑩『座る女の優しい眼差し』/佐藤浩二

『座る女の優しい眼差し』

壁に鮮やかなイエローが!
こちらは和泉市在住のグラフィックデザイナー・佐藤浩二さんの作品。

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作品名座る女の優しい眼差し
作品についてパブロ・ピカソの「座る女」は、椅子や体、ドレスなどの各部を単純化した形の集合体で描かれています。その特徴を、さらに単純化した面と線、幾何学模様に変換しました。窓から差し込むあたたかい日差しに包まれたような、穏やかな時間が伝わりますように。
作家佐藤 浩二(グラフィックデザイナー)

オリジナルはパブロ・ピカソの『座る女』。

独創的なピカソの作品を面や線、幾何学模様で表現し、さらに独創的に。

イエローの温かみが『座る女』をさらに際立たせてますね!

⑪『The Beauties In Red Ocean』/Aya Shimohara

『The Beauties In Red Ocean』

⑩の向かいにある和泉市上下水道部中央受配水場配水池には、アーティストでイラストレーターのAya Shimoharaさんの作品があります。

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作品名The Beauties In Red Ocean
作品について「今と昔で変わらないものと変わったもの」という観点から喜多川歌麿「当時三美人」をリライトしました。あの子より有名になりたい、など女性同士の競い合いは昔から変わらないもの。しかし、今は多様な美しさに価値が認められる時代となりました。髪型、服装、肌の色も三者三様の女性が、美人というだけでは生き残ることのできない現代社会で火花を散らします。
作家Aya Shimohara(アーティスト/イラストレーター)

オリジナルは喜多川歌麿の『当時三美人』。

時代が変わっても、女性たちの変わらない競い合いが色とりどりになって表現されています。

⑫『picaro GUSH 21』/小宮さえこ&PICAROのこどもたち

『picaro GUSH 21』

さて、トンネルに戻ると、和泉市在住のイラストレーター・小宮さえこさんとPICAROのこどもたちによる作品があります。

PICAROは小宮さんが和泉市内で開講しているアート教室です。

作品名picaro GUSH 21
作品についていろんな色や形の青銅器や陶磁器が美術館を飛び出したら……!?こどもアート教室PICAROの生徒たちと空想を膨らませながら、20点のモンタージュイラストを創作しました。大型作品は、国宝「青磁 鳳凰耳花生 銘万声」がまちのこどもたちをあたたかく見守る姿をイメージしています。
作家小宮さえこ&PICAROのこどもたち(イラストレーター)

オリジナルは国宝の『青磁 鳳凰耳花生 銘万声』などの美術品たち。
もしも美術館から飛び出したら…!?という発想のもと、描かれています。

⑬『勧進大相撲興行未来妄想図』/ハピネス☆ヒジオカ

『勧進大相撲興行未来妄想図』

⑫の向かい側には、イラストレーターのハピネス☆ヒジオカさんの作品があります。

作品名勧進大相撲興行未来妄想図
作品について江戸時代に描かれた「勧進大相撲興行図」と同じ構図で、未来の大相撲を妄想しました。サイボーグ人間、AI搭載ロボット、伝説の生物や宇宙人も土俵に上がってくるでしょう。窮地に追い込まれた“人類”が、再び東西の両横綱に返り咲く日が来るかもしれません。
作家ハピネス☆ヒジオカ(イラストレーター)

オリジナルは勝川春英の『勧進大相撲興行図』。

“未来の大相撲”をイメージしてリライトされた作品は、かわいらしい絵で観ていてほっこりしました!

のぞみ野自治会館

のぞみ野自治会館

⑭の作品があるのぞみ野自治会館へは、⑫と⑬の作品があるトンネルを抜け、まっすぐ歩きます。

のぞみ野自治会館

すると、交差点が出てくるので左へ進んでいきましょう!

突き当りを右に進むと、「のぞみ野自治会館 」が見えてきますよ。

⑭『紡ぎ車を繰る女』/中川貴雄

『紡ぎ車を繰る女』

のぞみ野自治会館の外壁に、絵描きの中川貴雄さんの作品「紡ぎ車を繰る女」があります。

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作品名紡ぎ車を繰る女
作品について「紡ぎ車を繰る女」の構図をもとに、まわりに老若男女が集まる様子を描きました。右端の男の子は、少年時代のゴッホ。窓の外に、名画「アルルの跳ね橋」の風景が広がります。紡ぎ車を繰るように、自治会館に人と人が集いつながるよう思いを込めています。
作家中川 貴雄(絵描き)

オリジナルはファン・ゴッホの『紡ぎ車を繰る女』。
ゴッホの方は女性ひとりですが、リライトされた作品は老若男女が集まっていて、賑やかな声が聞こえてきそうです!

桃山学院大学~宮ノ上公園エリア

桃山学院大学~宮ノ上公園エリア イメージ

⑮からの作品は桃山学院大学のほうへ移動します!

先ほどの交差点に戻り『桃山学院大学』に向かってそのまま歩いていきましょう!

桃山学院大学~宮ノ上公園エリア イメージ

まなび野橋へ到着すれば、⑮からの作品を観ることができます。

⑮『閃光スペクトル』/イマイヤスフミ

『閃光スペクトル』

まなび野橋にはイラストレーターのイマイヤスフミさんの作品「閃光スペクトル」があります。
勇ましい作品に私も険しい顔で仁王立ちです(笑)。

作品名閃光スペクトル
作品について源ノ牛若丸と武蔵坊弁慶を現代に蘇らせたらどうなるか。牛若丸はスタイリッシュに、弁慶は力強く進化するでしょう。タイトルの「閃光スペクトル」は空を舞う牛若丸と大長刀で待ち受ける弁慶の激突の瞬間を皆既日食の前後の一瞬の光に例えて付けたものです。
作家イマイヤスフミ(イラストレーター)

オリジナルは長谷川貞信の『中村芝翫の源ノ牛若丸/中村歌右衛門の武蔵坊弁慶』。
現代によみがえった牛若丸と弁慶がとてもカッコいいですよね!

⑯『相馬の古内裏?MADだョ! 全員集合?』/マッドバーバリアンズ

『相馬の古内裏?MADだョ! 全員集合?』

こちらはイラストデザインユニットのマッドバーバリアンズさんの作品。
なんと描かれた場所はまなび野橋の裏側!

作品名相馬の古内裏?MADだョ! 全員集合?
作品について巨大な骸骨が迫りくる歌川国芳の代表作を「MAD、POP、ROCK、CUTE」をコンセプトとするマッドバーバリアンズが大胆に描きました。妖術使いの滝夜叉姫、斬り合う武者たち、そしてオリジナルキャラクターたちが、まなび野橋の裏側に「MADだョ! 全員集合」。
作家マッドバーバリアンズ(イラスデザインユニット)

オリジナルは歌川国芳の『相馬の古内裏』。
おどろおどろしい絵がかわいくリライトされています!
こんなガイコツなら友だちになれそう(笑)。

⑰『考(THE THINKER)』/鈴木信輔

『考(THE THINKER)』

こちらは桃山学院大学の総合体育館に描かれた、グラフィックデザイナーの鈴木信輔さんの作品です。

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作品名考(THE THINKER)
作品についてオーギュスト・ロダンの「考える人」に着想を得たタイポグラフィ作品です。考えている、見つめている、悩んでいるなど、観る人によって受け取り方はさまざまかもしれませんが、大学のキャンパスは学びの場。多くの学生が「考える人」となり、想像力豊かに考えをめぐらせるきっかけとなれば嬉しいです。
作家鈴木 信輔(グラフィックデザイナー)

オリジナルはオーギュスト・ロダンの『考える人』。
みなさんも一度はテレビや雑誌などでご覧になったこともあるのではないでしょうか?
タイポグラフィ作品に生まれ変わった『考える人』は、学生にいい刺激を与えそうですね!

⑱『阿蘭陀人港散策』/森ひろこ

『阿蘭陀人港散策』

宮ノ上公園の方へ行くと、イラストレーターの森ひろこさんの作品があります。

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作品名阿蘭陀人港散策
作品について長崎で制作された浮世絵版画は、長崎版画とも呼ばれています。異国の珍しいものや人物をモチーフにした絵が多いようですが、色彩も、紙質も、サイズ感もさまざま。描かれている内容も親しみやすく、自分の作風に重なる部分を発見でき、刺激を受けました。
作家森 ひろこ(イラストレーター)

オリジナルは無款の『阿蘭陀人男女之図』。

色彩が現代的にリライトされ、元の絵もより身近に感じることができますね!

⑲『阿蘭陀船入津ノ図』/サトウノリコ*

『阿蘭陀船入津ノ図』

⑱と反対側にあるのが、イラストレーターのサトウノリコ*さんの作品。

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作品名阿蘭陀船入津ノ図
作品について江戸時代、長崎にはさまざまな輸入品と共に異国の鳥獣たちがオランダ船に乗ってやって来ました。彼らはきっと日本人をワクワクさせたことでしょう。おや、ちょうど港に船が到着したようです。水夫が帆を畳み、カラフルな国旗がはためきます。カモメの目線になって10匹の動物たちを探してみてください。
作家サトウノリコ*(イラストレーター)

オリジナルはさきほどと同じ無款の『阿蘭陀船入津ノ図』。
カラフルな絵の中に10匹の動物たちが紛れ込んでいる遊び心も!
ぜひ、さがしてみましょう!

⑳『手紙を読む美人』/須川まきこ

『手紙を読む美人』

⑲の前の階段を降りると、イラストレーターの須川まきこさんの作品があります。

20

作品名手紙を読む美人
作品について手紙を読む姿が印象的な、江戸時代の浮世絵版画をもとに描きました。着物をレースのガウンに置き換え、束髪も遊び心のあるようにリライト。いつの時代も待ちわびた便りを開くのは心弾むもの。良い便りだったのでしょう、目を細め喜びに満ちている様子です。
作家須川 まきこ(イラストレーター)

オリジナルは鈴木春信の『手紙を読む美人』。
どちらも艶やかでステキな女性が描かれていますね!

㉑『二世坂東三津五郎の石井源蔵』/奈路道程

『二世坂東三津五郎の石井源蔵』

⑳の反対側にはイラストレーターの奈路道程さんの作品があります。

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作品名二世坂東三津五郎の石井源蔵
作品について江戸時代の絵師・東洲斎写楽。役者一人ひとりの顔の特徴を強調して描き出す手法は、絵の面白みには欠かせないもので、自分にも通じるところがあります。原作は、仇討を題材とした歌舞伎の役者絵ですが、今回、私は現代人にも通ずる穏やかな表情に仕上げてみました。見た人がこれは誰だろう? え、浮世絵の? という風に興味を持っていただけたら幸いです。
作家奈路道程(イラストレーター)

オリジナルは東洲斎写楽の『二世坂東三津五郎の石井源蔵』。
実際にあった仇討ち事件を題材にした歌舞伎の役者絵で、仇討ちの瞬間を描いた作品ですが、リライトされたものは表情が少し穏やかで間の抜けた感じが特徴的ですね!

㉒『ティーさんとスイレン池のティータイム』/鹿島孝一郎

『ティーさんとスイレン池のティータイム』

オレンジの壁にはイラストレーターの鹿島孝一郎さんの作品があります。

作品名ティーさんとスイレン池のティータイム
作品についてモネが描き続けた「睡蓮」シリーズのうち、オレンジの陽が印象的な一点が和泉市久保惣記念美術館にあります。その美しい池に私のキャラクターである「ティーさん」と「カメレオンさん」が遊びに行き、少し贅沢で幸せなティータイムを過ごしている情景です。
作家鹿島 孝一郎(イラストレーター)

オリジナルはクロード・モネの『睡蓮』。
リライトされた作品は、美しい池に鹿島さんが描くティーさんとカメレオンさんが遊びに行き、ティータイムを過ごしている様子なんだそう!
モネが描く池にキャラクターが遊びに行くという発想が面白い!

㉓『Modern Japan』/西田理沙

『Modern Japan』

同じくオレンジの壁にあるのが、大阪芸術大学に在学中の西田理沙さんの作品。

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作品名Modern Japan
作品について東洲斎写楽が描いた役者絵をもとに、ふたりの人物に現代のファッションやメイクを施した作品です。和と洋をミックスさせた新しいスタイルで、現代の個性ある日本人らしさ、多様な美しさを表現しています。
作家西田 理沙(大阪芸術大学デザイン学科)

オリジナルは東洲斎写楽の『二世瀬川富三郎の大岸蔵人の妻やどり木と中村万世の腰元若草』。
現代風にリライトされ、女性の顔もさらに美しく表現されていますね!

㉔『サプライズ』/いいまさなえ

『サプライズ』

大阪芸術大学に在学中のいいまさなえさんの作品。

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作品名サプライズ
作品について諺をもとにした「絵暦 天明六年 瓢箪から駒」という小判錦絵をリライトしました。「思いがけないことや有り得ないことが起こる」という意味の通り、老人が瓢箪から仔馬を出し、こどもが喜んでいる様子を、少し大げさな構図で表現。ひょうきんな作風を楽しんでください。
作家いいまさなえ(大阪芸術大学デザイン学科)

オリジナルは無款の『絵暦 天明六年 瓢箪から駒』。
瓢箪から仔馬が出て、こどもが喜ぶ様子をかわいらしく、おどけたようにリライトされてますね!

㉕『ひかりを浴びて』/さかはらまゆ

『ひかりを浴びて』

オレンジの壁の向かいには『和泉市いずみの国歴史館』があります。
こちらには、大阪芸術大学に在学中のさかはらまゆさんの作品があります。

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作品名ひかりを浴びて
作品について植物を育てたり、観察したり、描くことが好きで、葛飾北斎の植物画をリライトしました。牡丹は春に咲く花、花言葉は「富貴・壮麗」です。太陽の下で堂々と咲いている牡丹を想像しながら、春らしい明るくあたたかい色を用いて表現しました。
作家さかはらまゆ(大阪芸術大学デザイン学科)

オリジナルは葛飾北斎の『牡丹に蝶』。
作者のさかはらさんは花や植物を育てたり描くことが好きで、明るい色でリライトされました!
牡丹のにおいが伝わってきそうな絵ですね!

㉖『国芳と愉快な通り』/日隈みさき

『国芳と愉快な通り』

㉕の前には絵本作家でイラストレーターの日隈みさきさんの作品が並んでいます。

作品名国芳と愉快な通り
作品について歌川国芳が動物に託して描いた江戸時代の人びとの日常は、現代にも伝わるユーモアに溢れています。そこで可愛くて、可笑しい国芳の動物たちを美術館からまちへ連れ出してみました。一体一体のキャラクターから、どんなお喋りが聞こえてくるでしょうか。
作家日隈 みさき(絵本作家/イラストレーター)

オリジナルは歌川国芳の『道外獣の雨やどり』。
美術館から飛び出た国芳の動物たちを想定してリライトされた作品はユーモアたっぷりで、楽しそうな表情がとてもいい!

㉗『ラクダ 星』/中村真由美

『ラクダ 星』

イラストレーターの中村真由美さんの作品。取材日は中村さんがいらっしゃったので、一緒に写真を撮らせてもらいました!

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作品名ラクダ 星
作品について駱駝は、 江戸時代に長崎へ運ばれてきた動物。駱駝の牡と牝とが見つめ合っている仲睦まじい様子を描いた長崎版画をモチーフに、空想の物語を広げました。動物たちがたどり着いた新世界には、どんな未来が待っているのでしょうか。
作家中村 真由美(イラストレーター/たんぽぽの家)

オリジナルは無款の『Kameel(駱駝)』で、長崎に運ばれたラクダを描いた作品。
異国の地に着き、ワクワクした様子を星で表現されていて、観ているこちらも高揚感にあふれました!

㉘『KOBOKU MEIGEKIZU 2019-Musashi Miyamoto-』/泉屋宏樹

『KOBOKU MEIGEKIZU 2019-Musashi Miyamoto-』

「和泉市いずみの国歴史館」をぐるっと回ると、グラフィックデザイナーの泉屋宏樹さんの作品があります。

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作品名KOBOKU MEIGEKIZU 2019 -Musashi Miyamoto-
作品について剣豪・宮本武蔵が枯れ木に止まる鵙を描いた水墨画をもとに、三角形を組み合わせたデジタル表現で再構成しました。鵙は大阪府の鳥でもあることから飛翔の意味を込めて、過去(モノクロ)から現代(カラー)へと色を変化させ、未来へ飛び立つ瞬間を描いています。
作家泉屋 宏樹(グラフィックデザイナー)

オリジナルは重要文化財にも指定されている、宮本武蔵の『枯木鳴鵙図』。
オリジナルは水墨画で描かれていますが、デジタル表現とカラーでリライトされ、今にも鵙(もず)が飛んでいきそうです!

㉙『Lightning Stroke-雷撃』/上田バロン

『Lightning Stroke-雷撃』

さらに歩いていくと、イラストレーター上田バロンさんの作品があります。
思わず一緒にポーズを取りたくなる力強さがあります!

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作品名Lightning Stroke-雷撃
作品についてかの有名な剣豪・宮本無三四(武蔵)と佐々木巌流(小次郎)の決闘を題材にした浮世絵版画を、鮮やかにリライトしました。巌流の持つ燕返しの名刀備前長船長光に、無三四は船の櫂をへし折り二刀流で挑みます。無三四が雷光より速い櫂の一撃を巌流の眉間に打ち込む瞬間を、ダイナミックに表現しました。
作家上田バロン(イラストレーター)

オリジナルは橋本貞秀の『巌流島仇討之図』。
有名な宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘を描いた本作を、躍動感あふれる作品にリライトされました!
近くでみるとめちゃくちゃカッコよかったです!

㉚『凱風快晴』/山野将志

『凱風快晴』

いよいよラスト!
桃山学院大学 聖トマス館の壁に画家・山野将志さんの作品があります。

30

作品名凱風快晴
作品について朝日を受けて赤く輝く富士山。そびえ立つ峰、生い茂る森、空を埋め尽くすほどの雲から想像を広げ、グレー、バイオレット、ピンク、イエロー、ブラウン、レッド、グリーン、黄土色、薄紫、ブルー、紺など、さまざまな色で鮮やかに描きました。
作家山野 将志(画家/たんぽぽの家)

オリジナルは葛飾北斎の『冨嶽三十六景 凱風快晴』。
赤い富士山が有名なオリジナルですが、色とりどりにリライトされその鮮やかさに驚きました!

和泉市久保惣記念美術館に行ってみよう!

和泉市久保惣記念美術館 イメージ

聖トマス館の前の道をくだっていくと、和泉市久保惣記念美術館に行くことができます!

和泉市久保惣記念美術館 地面の案内

地面の案内に従っていくと… 父鬼和気線 という道路に出てくるので、それを左へ歩いていきます。

和泉市久保惣記念美術館 KUBOSO

すると、大きな『KUBOSO』の文字が見えてきます!
『KUBOSO』の文字の上に見えるのは、と2017年度パブリックアート作品の『大でき猫』です。
『大でき猫』は和泉市久保惣記念美術館が所蔵する、歌川国芳の『荷宝蔵壁のむだ書』に描かれている『大でき』から引用されています。
大できとは『とても良い』や『上出来』という意味があるんだとか。

和泉市久保惣記念美術館 正面玄関

曲がり角を右へ曲がると、正面玄関に到着しました!

ぜひ、オリジナルの作品をご覧ください!

関連グッズ

『大でき革メダル』

和泉市久保惣記念美術館には、和泉市の特産品として作成された『大でき革メダル』が販売されています!

大でき純米酒

さらには、和泉市で育ったお米『キヌムスメ』から作られたお酒『大できプレミアム』と『大でき純米酒』も誕生!
エコール・いずみのアムゼ広場で行われた『アートとほろ酔いフェスタ』(開催日2019年3月21日)に出店されていたので、試飲させていただきました。

プレミアムのほうは口あたりがやわらかく、飲みやすい!
純米酒のほうも飲みやすく、スッキリとした辛口でとてもおいしかったです!
和泉市のお米で作られたお酒は、毎年冬ごろに販売される予定だとか…!
※税込1,430円で販売予定

ぜひ飲みたい!と思った人は、早めに下記までお問い合わせください。

シビスおくむら

住所
和泉市唐国町2‐2‐27
TEL
0725‐54‐2420

アクセス

和泉中央駅

アート作品を観るには、泉北高速鉄道『和泉中央駅』にお越しください。

和泉中央駅

エスカレーターを上がりましょう。

和泉中央駅

ここからアート作品を巡っていきましょう。

エスカレーターを上がると、目の前に?の『考える人』が、見えます。
そこから左へ行くと『エコール・いずみ アムゼモール』があります。

すると、①と②の作品がみえてきます。
そのまままっすぐ進むと『和泉シティプラザ』が見えてくるので、③からの作品をご覧になれます

和泉シティプラザアートワーク・アートコラボレーションについて

和泉シティプラザにもたくさんのアートがあるんですよ!
みなさんご存知でしたか?

虹龍 Rainbow-Dragon

虹龍 Rainbow-Dragon
作品名虹龍 Rainbow-Dragon
作家吉田 重信

時の知層 Strata of Time

時の知層 Strata of Time
作品名時の知層 Strata of Time
作家土屋 公雄

時の庭 Time Garden

時の庭 Time Garden
作品名時の庭 Time Garden
作家宮島 達男

こちらとあちら

こちらとあちら
作品名こちらとあちら
作家アントニー・ゴームリー

和泉市名所圖畫

和泉市名所
作品名和泉市名所圖畫
作家山口 晃

小栗街道

小栗街道
作品名小栗街道
作家有安 政敏

アートコラボレーション第一弾

アートコラボレーション第一弾
作品名アートコラボレーション第一弾
作品について民間企業や地域住民が和泉市のアート化を企画した「アートコラボレーション第一弾の作品です!
ジョーシン和泉中央店にありますよ~!

まとめ

『和泉・久保惣ミュージアムタウン』はとっても面白いところでした!
こんなにも芸術があふれ出た街はなかなかないと思います!
リライトされる前の作品も観に、和泉市久保惣記念美術館へと足を運んでください。
きっと新しい発見があること間違いなし!

【和泉市久保惣記念美術館の詳細】

施設名
和泉市久保惣記念美術館
休館日
月曜日(祝日の場合は開館。翌平日休館)
年末年始、陳列替期間
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料
常設展:一般500円、高・大生300円
特別陳列:一般600円、高・大生400円
特別展:企画により異なる
※すべて中学生以下無料、65歳以上は2割引き
※20名以上は2割引き
※各種障がい者手帳を提示された場合、本人および介助者1名は無料
電話番号
0725-54-0001
駐車スペース
あり(無料)
岸和田・和泉インターより約3分
住所
大阪府和泉市内田町3丁目6-12

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